WordPressには.orgと.comの2種類があることをご存知ですか?それぞれの違いを整理しつつ、REST APIを使えばClaude CodeなどのAIツールと連携して記事投稿・画像設定まで自動化できる新しい活用術をご紹介します。
WordPressには2種類ある——まずここから整理しよう
「WordPressを使ってみたい」と調べると、WordPress.orgとWordPress.comという2つのサービスが出てきます。名前は似ていますが、中身はかなり違います。
WordPress.org(セルフホスト型)
自分でサーバーを借りてインストールして使うWordPressです。プラグインやテーマを自由に追加でき、カスタマイズ性は最高レベル。ただしサーバー管理・セキュリティアップデート・バックアップはすべて自分で行う必要があります。エンジニアや、がっつりカスタマイズしたい方向けです。
WordPress.com(ホスティング型)
Automattic社が用意したサーバー上でそのまま使えるサービスです。サーバー契約不要、セキュリティアップデートは自動、無料プランから始められます。技術的な管理を任せたい方や、手軽にサイトを立ち上げたい方に向いています。
WordPress.org | WordPress.com | |
|---|---|---|
サーバー管理 | 自分で行う | 不要 |
カスタマイズ | 自由度が高い | プランによる |
費用 | サーバー代が必要 | 無料〜 |
REST API連携 | フル活用可能 | プランによる |
AI時代に注目したい「WordPress REST API」
WordPressはただのCMSではありません。REST APIという仕組みを標準搭載しており、外部のプログラムやAIツールからWordPressを操作することができます。
Claude CodeやAIツールはこのAPIを通じて、以下のことができます。
記事の投稿・管理
- 記事タイトル・本文の作成と投稿
- カテゴリ・タグの設定
- 下書き保存、または即時公開
画像の管理
- メディアライブラリへの画像アップロード
- アイキャッチ画像の設定・変更
- 本文内の画像差し替え
操作の流れはシンプルです。
- 画像をメディアライブラリにアップロード
- アップロードされた画像IDを取得
- そのIDを記事のアイキャッチに設定
この一連の作業を、Claude Codeが自動でこなします。
画像生成から投稿まで、完全自動化も可能
さらに踏み込むと、AI画像生成APIとの組み合わせで完全自動化も実現できます。
- 記事内容をもとにClaude CodeがImage生成APIへプロンプトを送信
- 生成された画像をWordPressのメディアライブラリにアップロード
- 記事のアイキャッチに自動設定して公開
「テーマを伝えるだけで、文章も画像も自動で完成する」——そんな使い方がもう現実になっています。
導入の注意点
- REST APIの有効化:通常はデフォルトで有効ですが、セキュリティプラグインで無効化されている場合があります
- 認証情報の管理:APIキーはコードに直接書き込まず、安全に管理してください
- 誤公開のリスク:自動化の設定ミスで意図しない記事が公開されることがあります
現実的な使い方:半自動フローがおすすめ
いきなり全自動にするよりも、「チャットで依頼 → AIが記事を生成 → 人が確認してから公開」という半自動フローが安全で現実的です。AIに任せる部分と人が判断する部分を分けることで、品質を保ちながら作業効率を大幅に上げられます。
編集部のひとこと
WordPress.orgと.comのどちらを選ぶかは、技術力と目的次第です。ただ共通して言えるのは、WordPressはAI時代においても十分に戦えるプラットフォームだということ。REST APIという「外部との窓口」を知っておくだけで、AIとの連携という新しい可能性が見えてきます。まずは自分の用途に合った.orgか.comかを選び、そこからAI活用へと発展させていくのが、これからのスマートな使い方ではないでしょうか。